BANJO mots
わさびをお茶で楽しめないでしょうか?
そんな願いに櫻井焙茶研究所所長の櫻井さんが快くこたえてくださいました。
今回は、茎わさび、おろしわさび、粉わさびの3種をそれぞれ
玉露、煎茶、ほうじ茶とマッチさせるという、夢のような企画。
うまみが滲んだ⼀杯はまるでスープのよう…
湯温や手順を参考に、ご家庭でも爽やかな香りと味わいをどうぞ。
⼀、真妻茎わさびと玉露
<手順>
- ①分量の茶葉を平宝瓶(ひらほうひん~持ち手のない急須)に入れる。
- ②万城食品「きざみ茎わさび真妻」をのせる。
- ③適温まで下げた湯※をわさびの上から回しかけ、ひたひたになったら蓋をして3分待つ。
- ④茶碗に注ぎきり、ゆっくりといただく。
- ⑤二煎目は熱いお湯でさっと出し、いただく。
- ⑥出した後の茶葉を小皿にとり万城食品「魚屋さんのすだちぽん酢」をかけていただく。
- *玉露はうまみ成分が多いため低温でじっくり抽出します。カフェインも多いので少しずつ味わいましょう。
- *白いごはんがあれば、これだけで軽い食事に。
二、おろしわさびと煎茶
<手順>
- ①分量の茶葉を宝瓶(ほうひん)に入れる。
- ②万城食品「おろしわさび生(使用したものは業務用。ご家庭用おろしわさびでも代用できます)」をのせる。
- ③適温まで下げた湯※をわさびの上から注いでさっと抽出して香りを移し、すぐ茶碗に注いでいただく。
- *⼀煎目はお茶だけで喫して茶葉を開かせ二煎目でわさびを足すと、味の変化が楽しめます。
三、粉わさびとほうじ茶
<手順>
- ①分量の茶葉と「万城の粉わさび(業務用)」をあらかじめよく混ぜ、急須に入れる。
- ②沸かしたお湯をそのまま注ぎ、さっと出して茶碗に注ぎ、いただく。
- *ほうじ茶と粉わさびの組み合わせはあっさりした味わい。
お茶漬けやひつまぶし、お漬物と合わせるなど、いろいろな楽しみ⽅ができます。
※湯温コントロールの作法
- 1:湯を沸かす。
- 2:使用量の湯を急須(または宝瓶)に移し急須を温める。
- 3:その湯を茶碗にあける。(湯温を下げたい場合は二つの茶碗で動作を繰り返す)
- 4:2の急須に使用茶葉を入れて適温の湯にて抽出し、3で温まった茶碗で喫する。